獣医学専攻 博士課程 一覧 (2024年6月現在)
【基礎獣医学】
生体機能学
研究指導分野 | 指導・副指導教員氏名 | 研究内容 |
---|---|---|
獣医解剖学 | 准教授 渡邉 敬文 |
1)3次元電子顕微鏡を用いた超微細構造の解析 2)酸化ストレスによるミトコンドリアの形態変化 3)運動器系の結合組織に関する研究 |
助教髙橋 直紀 |
1)電子顕微鏡を用いた超微細形態の立体構造解析 2)腱のコラーゲンに関する研究 |
|
講師小林良祐 |
1)哺乳動物の胚着床制御に関する研究 2)子宮がんをはじめとした雌性生殖器疾患におけるエピジェネティック制御酸化ストレスによる ミトコンドリアの形態変化 3)ゲノム・エピゲノム編集技術を駆使した形態形成の理解 |
|
獣医生理学 | 教 授 翁長 武紀 |
1)消化管運動の調節機序に関する研究 2)消化管ペプチドの刺激分泌連関に関する比較内分泌学的研究 |
教授林 英明 |
1)各種動物におけるストレス動態に関する研究 2)動物福祉の生理学的評価と応用に関する研究 3)反芻動物における栄養素吸収・代謝機構に関する研究 |
|
講師守屋 大樹 |
1)光変換蛍光タンパク質を利用した免疫細胞の動態解析 2)鳥類免疫機構の解析と獣医療への応用 |
|
獣医生化学 | 教 授 岩野 英知 |
1)環境ホルモンの次世代影響機序の解明 2)イヌ乳腺腫瘍の早期診断および予後診断の開発 3)病原細菌に対するファージセラピーの応用研究 |
講師藤木 純平 |
1)ファージ感染機構と病原細菌のファージ耐性化機構の解明 2)進化学的トレードオフに基づくファージセラピーの構築 3)環境および動物が保持するファージ叢の解析とその予防的応用 |
|
獣医薬理学 | 教 授 寺岡 宏樹 |
1)小型熱帯魚を用いた新規 in vivo 創薬モデルの開発 2)小型熱帯魚を用いた環境毒性学に関する研究 3)タンチョウの保全科学(環境汚染、遺伝背景) |
講師中村 達朗 |
1)アレルギー反応の役割解明に関する研究 2)イヌのアレルギー腫瘍学に関する研究 |
|
疾患モデル学 | 教 授北村 浩 |
ミエロイド系細胞で発現している機能未知分子の炎症反応における役割や、エネルギー代謝制御における役割を解明するとともに、これら分子の機能に影響する食素材を探索する |
注)下線のある教員は副指導教員
感染・病理学
研究指導分野 | 指導・副指導教員氏名 | 研究内容 |
---|---|---|
獣医病理学 | 教 授松田 一哉 |
動物の自然発生疾患に関する病理学的研究、病理解剖学的ならびに組織学的診断 |
医動物学 | 講 師浅川 満彦 |
野生および動物園動物特用家畜・エキゾチックペット動物などの寄生虫症の臨床および疫学、寄生虫学を指標にした野生動物の生態、保全医学教育基盤構築 |
教 授石﨑 隆弘 |
1)バベシア原虫の赤内期必須遺伝子の解明 2)抗マラリア原虫作用を示す宿主応答反応の探索 3)細胞内超微細構造を解明するための反復拡大顕微鏡法の確立 |
|
獣医ウイルス学 | 教 授萩原 克郎 |
1)家畜・野生動物における感染症の疫学と予防・治療研究 2)ウシの免疫機能に関する研究 3)腫瘍免疫に関する研究 |
准教授大道寺 智 |
1)ウイルスゲノムと病原性の研究 2)ウイルス・宿主の相互作用から見える病原性の研究 |
|
獣医細菌学 | 教 授 秋庭 正人 |
1)細菌感染症の分子疫学と防除技術に関する研究 2)動物由来細菌の環境抵抗性と病原性に関する研究 |
獣医臨床病理学 | 准教授平田 晴之 |
1)分子生物学的な診断法の確立 2)各種動物に寄生している寄生虫及び原虫の同定と進化系統解析 |
【臨床獣医学】
生産動物医療学
研究指導分野 | 指導・副指導教員氏名 | 研究内容 |
---|---|---|
生産動物内科学 | 教 授田島 誉士 |
1)牛ウイルス性下痢ウイルス感染症の疫学的研究 2)生産獣医療におけるウイルス感染症対策に関する研究 3)感染性因子が家畜の生産性に及ぼす影響 |
生産動物外科学 | 教 授鈴木 一由 |
1)大動物における静脈内輸液・栄養輸液管理に関する臨床研究 2)牛の炎症性疾患に関する病態生理学的研究 3)エンドトキシンショックに関する病態生理および臨床薬理学的研究 |
注)下線のある教員は副指導教員
伴侶動物医療学
研究指導分野 | 指導・副指導教員氏名 | 研究内容 |
---|---|---|
伴侶動物内科学 | 准教授 大田 寛 |
1)犬の慢性腸炎と消化器型リンパ腫の病態解析 2)猫の低悪性度消化器型リンパ腫の病態解析 3)伴侶動物の消化器疾患の診断における画像診断の有用性 |
講師田村 昌大 |
1)超音波エラストグラフィの臨床適応に関する研究 2)新規超音波技術の獣医療への応用に関する研究 |
|
伴侶動物外科学 | 教 授 鳥巣 至道 |
1)小動物領域における低侵襲外科治療の研究 2)小動物領域における外科代謝栄養学の研究 |
獣医臨床腫瘍学 | 准教授山﨑 裕毅 |
1)3次元スフェロイド培養モデルの樹立とその応用 2)犬の固形がんに対する低酸素標的治療の開発 3)悪性腫瘍の診断と治療に関するバイオマーカーの検索 |
画像診断学 | 准教授華園 究 |
1)スパースモデリングを用いたMRI撮像の高速化と臨床応用 2)ドプラ法および造影超音波検査を用いた犬猫の腎機能解析 3)超音波検査、MRI検査を用いた右房機能解析 |
獣医麻酔学 | 教 授 山下 和人 |
1)犬猫における麻酔疼痛管理・周術期栄養管理に関する研究 2)犬猫の集中治療に関する研究 3)馬の敗血症治療に関する研究 |
准教授伊丹 貴晴 |
1)犬・猫における硬膜外麻酔および神経ブロックによる知覚神経遮断領域の検討 2)犬におけるアシドーシス病態時の循環動態管理に対する治療戦略の模索 3)内毒素血症モデル豚における新規薬剤フザプラジブの呼吸循環機能改善効果 |
|
獣医運動器 ・循環器病学 |
教 授 井坂 光宏 |
1)循環器を中心とした多臓器円環に関する研究 2)新規の心臓血管外科の開発に関する研究 3)老齢医学(ザルコペニア)に関する研究 |
獣医神経病学 | 講師濱本 裕仁 |
1)犬猫のてんかんにおける病態解析 2)脳脊髄液を用いた犬猫の神経疾患におけるバイオマーカーの確立 |
馬臨床学 | 准教授都築 直 |
1)大動物の酸化ストレスに関する研究 2)大動物の画像診断に関する研究 |
応用獣医学
衛生環境学
研究指導分野 | 指導・副指導教員氏名 | 研究内容 |
---|---|---|
獣医衛生学 | 教 授 樋口 豪紀 |
1)ウシ乳腺免疫機構に関する基礎的研究 2)Mycoplasmaに対するウシの病態形成メカニズムに関する研究 |
准教授権平 智 |
1)Mycoplasma bovisの病原性因子の探索 2)Mycoplasma bovisがウシの免疫応答能に及ぼす影響 3)アミノ酸がウシ乳房炎の免疫応答能に及ぼす影響 |
|
獣医疫学 | 教 授 蒔田 浩平 |
日本および発展途上国における家畜および人獣共通感染症の疫学研究、輸出入および食品衛生リスク分析、感染症モデリング、学際的分野のワンヘルスアプローチ |
講師松山 亮太 |
1)家畜および野生動物に関する疾病の疫学研究 2)人獣共通感染症の疫学研究 3)疾病制御に向けた介入に関する評価と最適化 |
|
食品衛生学 | 教 授 臼井 優 |
1)動物、環境および食品由来薬剤耐性菌の疫学研究 2)薬剤耐性菌対策(診断法開発を含む)に関する研究 |
講師福田 昭 |
1)薬剤耐性菌に関する疫学研究 2)薬剤耐性菌/耐性遺伝子の動態に関する研究 3)食品における微生物汚染と制御に関する研究 |
|
環境衛生学 | 教 授 能田 淳 |
1)動物飼育環境における衛生管理と疾病予防に関する研究 2)大気を介した感染物とその予防に関する研究 3)構築環境下での衛生管理に関する研究 |
人と動物の関係学 | 教授郡山 尚紀 |
1)野生大型類人猿とヒトの共通感染症に関する研究 2)海棲哺乳類の生態と人間活動の関係に関する研究 3)動物介在介入における動物の生体反応に関する研究 |
人獣共通感染症学 | 教 授 村松 康和 |
Q熱コクシエラやリケッチアなど、人獣共通感染症原因細菌を対象とした国内及び海外における疫学調査 |
准教授内田 玲麻 |
1)蚊媒介性フラビウイルスの疫学および媒介能に関する研究 2)野生動物におけるマダニ媒介性ウイルスに関する研究 |
|
ハードヘルス学 | 教 授 及川 伸 |
1)牛の代謝性疾患の制御に関する研究 2)牛の生産病と飼養環境に関する研究 3)酪農における生産関連データの有効活用システムの研究 |
准教授福森 理加 |
1)乳牛の栄養生理学にもとづく飼養管理の実践 2)代謝ホルモンの分泌・作用の解明 3)周産期管理 |
|
獣医倫理学 | 教授髙橋 優子 |
1)獣医療倫理理論 2)バーナード・ローリンの思想 3)比較獣医倫理思想 |
注)下線のある教員は副指導教員